はじめに

脱毛を始める前に「脱毛は万能ではない」ということを知っておくことがとても大切です。
特に、産毛・金髪・白髪には脱毛効果がないということを理解しておかないと、あとで「こんなはずじゃなかった…」と後悔する可能性があります。
今回は、脱毛が効きにくい毛の種類や、硬毛化(脱毛したのに逆に毛が濃くなる現象)について詳しく解説していきます! 「思っていたのと違った!」とならないためにも、ぜひ参考にしてください!
1. 産毛・金髪・白髪には脱毛効果がない!
まず大前提として、産毛・金髪・白髪には脱毛効果がないことをしっかり理解しましょう。これは、医療脱毛でも光脱毛(サロンの脱毛)でも同じです。
脱毛の基本原理
脱毛は、黒い色素(メラニン)に反応する光やレーザーを照射して、毛根にダメージを与えることで毛の再生を抑える仕組みです。
- 黒い毛 → 効果あり
- 白髪・金髪 → メラニンがないので効果なし
- 産毛 → メラニンが少ないので効果が出にくい
つまり、黒い毛ほど脱毛効果が出やすく、逆に色素の薄い毛には反応しにくいんです。
「産毛や金髪、白髪にも効果があります!」と謳っているサロンやクリニックもありますが、実際にはほぼ効果なしだと考えていいでしょう。鵜呑みにせず、しっかりとリサーチしてから施術を受けることをおすすめします。
2. 脱毛したのに毛が濃くなる!?硬毛化のリスク

産毛や薄い毛に対して脱毛を続けると、逆に毛が濃くなることがあります。この現象を「硬毛化」といいます。
硬毛化の原因(※医学的には未解明)
なぜ硬毛化が起こるのか、はっきりとした原因はまだ解明されていません。ただ、考えられている説はいくつかあります。
- メラニン色素が少ない産毛にはレーザーや光が反応しにくく、逆に毛根が活性化してしまう
- 脱毛の刺激によって毛の成長が促進される
- ホルモンバランスの影響で太い毛に変化する
つまり、毛が薄すぎると脱毛が逆効果になる可能性があるということです。
3. 硬毛化しやすい部位
硬毛化は特定の部位に起こりやすいとされています。
特に硬毛化しやすい部位
- 背中
- 肩~二の腕
- 脇腹
- 首まわり
基本的に、すね毛や腕の毛など濃い部位よりも、もともと毛が薄い部位で硬毛化しやすいと言われています。
実際、脱毛をしたあとに「以前よりも毛が濃くなった…」と悩む人も多いです。僕もその一人ですし、実際にサロンのお客様の中にも硬毛化してしまった方がいます。
実際の写真

最初の比較の写真がないが本人いわくだいぶ濃くなったと話していました。
このように生えそろうと気になりますよね。
4. 硬毛化したらどうする?対処法

硬毛化してしまった場合、どうすればいいのでしょうか?
① 針脱毛(ニードル脱毛)
針脱毛は、毛穴に針を入れ、電流を流して毛根を破壊する方法です。毛乳頭や毛包を直接処理するので、硬毛化した毛や白髪、産毛にも効果があります。
メリット
白髪や産毛、硬毛化した毛でも処理できる
永久脱毛効果が高い
デメリット
1本1本処理するので時間がかかる
費用が高額(数十万円~)
広範囲の硬毛化には向かないため、「狭い範囲で気になる部分だけ処理する」という方法が現実的かもしれません。
ヒゲの本数と比較してみる
硬毛化は、一部の毛が濃くなるだけではなく、広範囲にわたって発生することもあります。
特に 背中や肩 の部位で硬毛化すると、本数が 1000本以上では済まなくなる可能性 があります。
男性のヒゲの本数は、平均して約2万~3万本と言われています。
これは、目に見えているヒゲだけでなく、今から生えてくる毛も含めた本数です。
- 鼻下のヒゲ だけでも、成人男性で 約1,000~1,500本
- もし 硬毛化が背中や肩で起こったら、ヒゲ並みの本数 になってしまうかもしれません。
このような状況になった場合、すべての毛を 針脱毛で1本1本処理するのは現実的ではありません。
そのため、最初から硬毛化しやすい部位の脱毛を避けるのが最善策 です。
② 硬毛化しやすい部位は最初から避ける
「9割の確率で硬毛化する」と聞いたら、やりたくなくなりますよね?
僕もそうですし、実際にお客様には最初から硬毛化しやすい部位は避けるようにアドバイスしています。
当店では、初めてのお客様には 「特定の部位はまず毛を剃らずに来てもらい、実際に見てから施術するか判断する」 という方針をとっています。
なぜなら、硬毛化すると逆に脱毛前より濃くなってしまうからです。
脱毛にはリスクがあると理解したうえで、「硬毛化はどのくらいの確率で起こるのか?」が気になる人もいるでしょう。
Googleで検索すると、硬毛化の確率は「100人に1人」と書かれていることが多いです。 しかし、僕の経験上、10人に9人は硬毛化すると感じています。
✔ ほぼ9割の確率で硬毛化は発生している
✔ 僕自身も硬毛化を経験しました
✔ 僕のサロンスタッフも硬毛化を経験済み
✔ 硬毛化したお客様が何人も来店している
つまり、実際の脱毛現場では硬毛化はもっと頻繁に起こると考えておいた方が良いです。
5. 僕から男性に向けて!

やってて思うのは、毛に対する意識は男性と女性で大きく違うということです。
男性と女性の毛の認識の違い
✔ 女性は「全ての毛がないのが理想」
✔ 産毛すら気になる人も多い
✔ 一方、男性は腕や脚などの「太い毛」が気になり、産毛はほとんど気にしない
正直、産毛は写真でもハッキリ映らないし、そこまで気にする必要はないと思います。
むしろ、産毛を気にしすぎて硬毛化のリスクを負うより、気になる濃い毛(ヒゲ・腕・脚)を優先的に脱毛した方が満足度が高いと感じます。
なので、男性は「毛が濃い部分を優先的に脱毛する」のがおすすめです!
脱毛に関しては、理想を言えば男性でも産毛すらない方がいいのかもしれません。
しかし、それは現実的には難しいことです。
そのため、すべてを完璧にツルツルにするのではなく、濃い部分をしっかり脱毛して整えることが大切です。
✔ ヒゲ、すね毛、腕毛など、目立つ部分を清潔にする
✔ OラインやIラインを脱毛し、衛生面を向上させる
✔ 産毛レベルの毛はそこまで気にしなくてもOK!
実際にサロンで働いていて感じるのは、
「美意識が高い男性=細かい産毛まではあまり見られない」 ということです。
✔ ヒゲ脱毛をして青ヒゲがなくなれば、全体の印象が大きく変わる
✔ VIO脱毛をすることで清潔感が増し、私生活の快適さもアップする
✔ 腕や脚の毛が適度に整っていれば、細かい産毛までは気にならない
このように、「どこまでやるべきか?」を明確にすることで、脱毛を無駄なく進めることができます。
基本的には硬毛化のリスクを考え、濃い毛をなくせば十分綺麗に見えるというのが僕の考えです。
だからこそ、産毛レベルの毛は許容し、濃い毛をしっかり整えるのがベストだと思います。
6. まとめ

脱毛は万能ではない!
✔ 産毛・白髪・金髪には効果がない!
✔ 硬毛化のリスクがある部位は要注意!
✔ 硬毛化が心配な人は、最初から避けたほうがいい!
✔ もし硬毛化したら、針脱毛などの対応が必要になる!
✔ 男性は「産毛」より「濃い毛の部位」を優先的に脱毛するのがおすすめ!
脱毛は決して魔法ではありません。産毛や白髪には効果がないし、間違った部位を脱毛すると逆に毛が濃くなる可能性もあります。
「脱毛=毛がなくなる魔法」ではなく、リスクやデメリットもあることを理解したうえで、納得のいく選択をしてください!
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